新規事業で得られる出会いや経験は人生を豊かにする  ー数々の困難をチームで乗り切ったイントラプレーヌ|yoshieさん

Yoshieさんは、現在外資系シェアオフィスで新しい仕事に取り組まれている1児の母。そんな彼女が新規事業に関わることなったのは、前職での配属がきっかけとなったそうです。新しいショップの立ち上げ、反対の説得、チームメンバーとの協力……さまざまな経験をしてきたYoshieさんが、今【新規事業を経験すること】に対して思うことは何か。早速お伺いしてきました。

<プロフィール>

  • 氏名:Yoshie
  • 会社名:外資系シェアオフィス
  • 役職名:Sr.Manager
  • 簡単な経歴: 外資系消費財メーカー6年→外資系シェアオフィス3年
  • ご自身の年齢 :33歳、1988年生まれ
目次

道なき道を切り開いて、不可能と言われていたことを達成した喜び

Intraprene

現在のお仕事の内容を簡単に教えてください

シェアオフィスのユーザー様向けコミュニティの、運営戦略を考えるチームで働いています。

オフライン/オンラインの両軸で、ユーザー様にとってHappyな居場所を作るにはどうしたらよいだろうか?と検討し、効果的な施策を考え、全拠点に展開しています。

Intraprene

新規事業開発に初めて携わられたのは、前職だとお伺いしました。
きっかけは何だったのですか?

前職の外資系消費財メーカー勤務時代に、New business developmentチーム、いわゆる新規事業部に配属になったことです。

管理職になる手前だったので、会社としても力試しさせたいと思ったのかもしれません(笑)。

私自身は、もともと好奇心旺盛で、同じことを継続するより新しいことに挑戦するのが好きなタイプだったので、その話を聞いてすぐに飛びつきました!

Intraprene

それはどんなプロジェクトだったのでしょうか。

アイスクリームのeコマースショップ立上げプロジェクトを担当していました。

それまで会社としてはB2Bで関東/関西圏の卸店にしか出荷していなかったアイスクリームを、B2Cで全国の消費者へ直接届けるために、eコマースショップをゼロから立上げるというプロジェクトでした。まさに道無き道を切り開く初めての経験だったんです。

Intraprene

事業開発の担当になられて、どんな経験を得られたと思いますか?

不可能だと思われていたことを可能にした!!という達成感が大きかったです。

無事にShopを立ち上げて、初めてお客様から注文が入ったのを見つけて、チームメイトと喜び合ったことを覚えています。

いま振り返ると、事業計画立案からサービスロンチまで、社内の各部署はもちろんのこと、社外のさまざまなベンダーさんとも関わりながらメーカーの上流から下流までを一度に経験することができたのは、なんと贅沢な経験だっただろうと思います。

自分のキャリアの転換点になりました

Intraprene

逆に、事業開発の担当になって、大変だったこと、苦労したことは何ですか?

社内調整、社内の関係者の説得です。

事業の構想を説明に伺うと「それはできない。なぜなら……」と、できない理由を並べられることが大半でした。あるチームの課長さんに「こんな絵空事を実現させようなんて、何もわかっていない!」と言われて、悔しくてその場で泣いたこともありました(笑)。

“既存事業を妨げず、今あるリソースを生かしながら、なめらかに新事業を展開する”必要があったので、できないと言われたポイントを1つ1つ解消するためにチームでアイデア出しをしていきました。

苦労はしましたが、良いアイデアをひらめいた瞬間はとても嬉しくて、新規事業の担当になった醍醐味でもあったなと思います。

Intraprene

そんな大変な状況を乗り越えられた秘密は何だったと思いますか?

私を新規事業部に配属したオーストラリア人のDirectorと、フィリピン人の直属のManagerがとにかくポジティブな人で、そんな人に囲まれていたから乗り越えられたと思います。

私が悩んでいた時は“Always be on your side(いつも味方だよ)”とメールをくれたり、アイデア出しに付き合ってくれたり、ショップ稼働開始後にトラブルが起こった時も、“Woo〜超excitingになってきたね!”と冗談を言ってリラックスさせてくれたりしました。

もちろんその後、全力でトラブル対応に当たるのですが(笑)、一緒に仕事をすると誰もが前向きになるので、私もこういうリーダーになりたいなと、強く思いました。

Intraprene

自分たちが新規サービスをローンチして、何か社内が変わったことなどありましたか?

新規事業をもっとやっていこう!という気風は高まったと思います。

その後全社員から新しいビジネスアイデアを募り、事業化を目指すビジコンのようなプロジェクトも始まりました。

Intraprene

その時の経験が、今のキャリアに活かされたと感じることはありますか

現在のシェアオフィスでは、新しくスタートアップを立ち上げたり、新しい働き方を始めたり、”挑戦しよう”というタイミングの方が多くいらっしゃいます。

そういう人たちの力になりたい、”できるよ!”て背中を押して上げたいと思って、転職した背景があります。

あとスキルとしてはプロジェクトマネージャー/PLの考え方ですね。何か困難が存在したときに、『できない』と答える前に『どうやったらできるかを考える』のような、どのキャリアでも活かせるようなマインドセットも、この時培われたように思います。

Intraprene

今はその職場から離れられているということですが、現在取り組んでいることはどんなことですか?

現在は新規事業ではないものの、“コミュニティ”という、珍しいサービスを軸として持つ企業で働いており、ある意味でまた前例なき道を切り開いている最中です(笑)。

Intraprene

今後の目標やプランを教えてください!

昨年娘を出産し、1児の母になりました。現在は、育児と仕事、どちらの楽しみも味わい尽くせるように、自分らしいライフスタイルを模索しているところです。

現職もですが、新しいことに挑戦する姿勢はこれからも持ち続けたいなと思っています。

Intraprene

Yoshieさんは社外でも挑戦的な活動をされているとお伺いしました。ぜひそちらのPRもお願いします!

シェリル・サンドバーグが書いた『Lean In』という本にインスバイアされて、2016年にLean In Tokyo(https://leanintokyo.org/)という非営利団体を立ち上げ、活動していました。

現在私はメインで携わってはいませんが、後継の皆さんが“ジェンダーに関わらず、誰もが自分のやりたいことを実現し、応援し合える社会”を願って、さらにパワーアップした活動を展開しています。

オンラインでのミートアップなどを定期的に開催していますので、ぜひご参加頂けると嬉しいです!

Intraprene

最後に、未来のイントラプレーヌに向けてメッセージをお願いします!

もしいま、新規事業をしようか迷っている方がいるなら、“自分はまだまだだから”と躊躇することなく、勇気を出してチャンスを掴んで欲しいなと思います。

新規事業で得られるさまざまな出会いや経験は、ご自身の人生を豊かにしてくれます。

心から応援しています!

新規事業開発担当・当時の1日を聞きました!

前職で新規事業を担当していたときは、まだ結婚しておらず子供もいなかったので、平日はこんな感じでした。
 7:30起床&身支度
 9:00-20:00仕事
 23:00就寝
サービスロンチ直前は忙しかったですが、それほど激務ではなかったです。(会社が外資で働き方に柔軟だったため、という理由もあります)

仕事帰りには同僚とご飯に行ったりして、ストレスを発散していましたよ!

プライベートは、ちょうどLean In Tokyoの活動を開始したところでしたので、今後のイベント企画やSNSの更新などをしていたように思います。

目次
閉じる